○ 挨 拶
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平成28年12月5日(月)に「田園自然再生活動の集い」を東京渋谷区の東京ウィメンズプラザで開催し、全国各地から田園自然再生活動に携わる活動団体や行政職員、大学関係者など100名を超える参加者が集まり、熱心に講演に耳を傾け、活発な意見交換が行われました。
オープニングでは、地域環境資源センターの田中理事長より主催者代表挨拶の後、農林水産省の奥田整備部長と環境省の奥田自然環境計画課長より、田園自然再生活動に携わる参加者へ温かい応援メッセージを頂戴しました。
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(一社)地域環境資源センター
理事長 田中 忠次 氏 |
農林水産省農村振興局
整備部長 奥田 透 氏 |
環境省自然環境局
自然環境計画課長 奥田 直久 氏 |
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○ 田園自然再生活動 標語コンテスト 表彰式
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今年度は農村地域における自然環境の保全・再生活動の推進を目的に「平成28年度田園自然再生活動 標語コンテスト」を実施し、短期間の募集にもかかわらず、全国34都道府県より420作品ものご応募をいただきました。
今回は「集い」の中で表彰式を行い、応募作品の中から特に優れた入賞3作品の受賞者に表彰状が授与されました。
そして、標語コンテスト審査委員長を務めていただきました福井県立大学学長の進士五十八氏より受賞者に温かいメッセージと全体の講評を頂きました。 |
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講評する進士五十八氏(中央)
受賞者は右の内側から
林さん、菊地さん、岩田さん
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受賞3作品
・最優秀賞(地域環境資源センター理事長賞)
「ホタル舞い メダカは遊び 子がはしゃぐ 田園再生 自然再生」
(林 紘史、千葉県茂原市) |
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・最優秀賞(田園自然再生活動協議会長賞)
「未来の自然 守れるのは 今を生きる私たち」
(菊地 皐月、栃木県大田原市) |
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・特別賞(審査委員長賞)
「いいもんだ 川や田んぼに子ら躍る 自然あふれる豊かな農村」
(岩田 昌弘、岐阜県高山市) |
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○ 講 演
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標語コンテスト表彰式の後の講演では、JT生命誌研究館館長の中村桂子氏より「自然と人の営みとの関わり」をテーマに、38億年の生命誌からダーウィンのこと、生きものを「愛づる」ことの大切さなど貴重なお話をお聞かせ頂きました。
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JT生命誌研究館
館長 中村 桂子 氏 |
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次の講演では、岡山大学副学長の沖陽子氏より「富栄養湖流域における環境改善と保全を地域・大学・行政のコラボで考える」として、大学で進められている研究や、ご自身が児島湖流域エコウェブの会長として児島湖周辺で実施されている環境改善活動について、貴重なお話をお聞かせ頂きました。
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岡山大学
副学長 沖 陽子 氏 |
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○ 活動事例発表
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次の活動事例発表では、山形県河北町より「元泉地域農地・水・環境保全組織」を代表して奥山仁六氏、岐阜県下呂市より「野尻花の里済美隊」代表の河原良昭氏、栃木県那須塩原市より「栃木県立那須拓陽高等学校」を代表して仁平陵賀さん、益子聖崇さん、諸星幹也さん、吉村樹璃さんの3団体にそれぞれの地域や学校で取り組まれている活動についてお話しいただきました。 |
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元泉地域農地・水・
環境保全組織(山形県)
奥山 仁六 氏 |
野尻花の里済美隊
(岐阜県)
河原 良昭 氏 |
栃木県立那須拓陽高等学校
仁平 陵賀さん、益子 聖崇さん
諸星 幹也さん、吉村 樹璃さん |
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○ パネルディスカッション
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パネルディスカッションでは、福井県立大学学長の進士五十八氏の進行で、講演者と発表団体の代表が、会場からのご意見やご質問を大いに交えながら、今ある活動を継続していくことの意義・重要性を共有し、今後の方向性について議論が交わされました。特に次世代の子どもたちに対する教育や実体験のあり方について活発に意見交換がなされました。 |
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【コーディネーター】
福井県立大学
学長 進士 五十八 氏 |
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○「田園自然再生活動推進宣言2016」
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最後に、今回の「集い」の締めくくりとして、田園自然再生活動がより多くの方々の協力で進められるように、そして、活動を一過性のものとせずにこれからも継続して行われるように、「北庄中央棚田天然米生産組合」の西河明夫氏が代表して「田園自然再生活動推進宣言2016」を高らかに読み上げ、満場復唱のもと、これからもみんなで頑張っていくことを誓い、本年度の「田園自然再生活動の集い」を閉会しました。 |
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北庄中央棚田天然米生産組合(岡山県)
西河 明夫 氏 |
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